転職活動時に発生するトラブルにはたくさんの種類がありますが、その中でも頻繁に発生してしまうのが、転職先の面接・面談後における、連絡ミスです。
この連絡ミスは基本的に会社側のトラブルにより起こる場合が多いのですが、こちらから連絡を行わなれば、忘れられてしまう可能性もあります。
そこで、面接・面談からどれくらいの期間で結果の連絡が来るのかを把握し、その後どのような対応ができるのかを簡単にご紹介いたします。
目次
転職で連絡が来るまでの期間とは
転職活動において、面接・面談を受けたら、その結果報告として転職先候補の会社から採用に関する連絡をいただけます。
この連絡はメールや電話など様々な連絡ツールからもらうことができるのですが、基本的には以下の2ケースで連絡がやってきます。
【結果報告期間の指定がある場合】
多くの会社では、事前に結果報告の期間が決まっています。
この期間については、転職求人情報の詳細欄に記載されていることが多く、1~2週間程度で設定されているケースが多いです。
期間の指定は会社によって違いがありますので、まずはどれくらい待つ必要があるのか調べておきましょう。
【結果報告期間の指定がない場合】
会社によっては結果報告にどれくらいの期間が必要なのか、指定されていない場合もあります。これに対して不安を感じるというのであれば、次の方法を試しましょう。
①面接面談前に自分から連絡して期間を確認する。
⇒採用報告の期間がわからないと、今後の予定が立てられなくなりますので、こちらからアクションを起こしてもいいでしょう。
連絡は、会社人事部にかけておけば問題ありませんし、何を聞けばいいのかわからないというのであれば、「求人に応募したのですが、結果報告にはどれくらいの期間待つ必要がありますか?」とシンプルに聞いてみられるといいでしょう。
質問は電話およびメールどちらでも問題ありません。
②面接・面談時に質問する
⇒結果報告は求人情報のページに記載されていませんが、面接・面談当日に採用報告の期間を伝えられる場合があります。
しかし、そのタイミングにも期間を教えてもらえなかった際には、面接・面談終了時に、期間について自分から質問してみられるといいかもしれません。
面接時であれば、自身が不明点などをしっかりと質問できるとアピールできますし、「うちの会社に本気で来たいのだろう」と面接官に思わせることができます。
連絡が遅れている主な理由など
どれだけ待っても採用報告の連絡がこないという場合、連絡の遅れには以下のような理由が関係しています。
報告遅れの理由を理解して不安の解消および対応の検討を行っていきましょう。
理由①:応募者が多く選考に時間がかかっている
大きい会社など、全国でも名が知れている会社の場合、転職としてやってくる方も大勢いらっしゃいます。
そのため、自身が応募したのと同じタイミングで複数名から応募があり、選考に時間がかかっている可能性があります。
複数人のうちから採用人数の限度が決まっている場合などは、検討に時間がかかってしまうため、連絡が遅れているのかもしれません。
理由②:落選の場合、報告をしないように決めている
会社によっては、落選の報告をしないという会社もあります。
多くの会社では基本的に採用通知などを出してくれますが、ごくわずかの会社では、採用以外の方に連絡をしてくれない場合もあります。
そのため、あまりにも長く待つようでしたら、こちらからアクションを取ってみられるといいかもしれません。
理由③:ただ単に忘れている
選考に携わる人事部も自分と同じ人間です。
そのため、忙しい時期の選考などになれば、連絡を忘れてしまっている場合も想定できます。
忘れられてしまっている場合にはかなりの連絡の遅れが出てしまいますので、こちらも自分の方から連絡を取ってみるといいでしょう。
全体を通してみると、忙しさや忘れによる遅れが目立ちます。
機械で採用不採用を決めているわけではありませんので、ちょっとしたミスは高確率で発生します。
しかし、そのことを含めて把握しておけば、余裕を持った行動ができるようになります。
転職で連絡が遅れている時にやること
面接・面談の結果報告の連絡が遅れてしまうと、自分の計画も狂っていくことになりますので、思ったよりも連絡に遅れがあった場合には、以下の方法で対応していきましょう。
期間の再確認
ホームページや求人情報サイト、その他にもいくつか会社の情報を調べていけば、どこかに連絡期間が掲 載されている可能性もあります。
質問時に、「このページに期間を載せていますが?」などと言われてしまわないためにも、もう一度確認してみましょう。
落ちた場合を想定した行動をとる
連絡が全く来そうにないという時には、落ちた時のことを想定して、他の会社とコンタクトを取る準備を始めてみられるといいかもしれません。
受けた会社からの連絡の遅れを待っていては、無駄な時間と労力を使ってしまいます。
そのため、他の求人情報への応募を進めておかれるといいでしょう。
もしも応募後に連絡が来て採用されたとしても、まだまだ応募段階であれば断ることも可能です。
すべての会社が自身の思い通りに動いてくれると考えるのではないため、できる限り活動を進行するように心がけておきましょう。
仲介業者に確認する
自分と転職先候補の会社の間に仲介業者が入っている場合もあります。
その形式で転職活動を行っているのなら、最初は仲介業者に連絡を取るといいでしょう。
仲介業者は複数の企業と転職者を管理していますので、素早く連絡を取ってもらえます。
自分から会社に直接連絡するのは気が引けるというのであれば、便利に利用してみましょう。
不安があるなら、転職エージェントに相談
連絡がこない場合、どうやって動いたらいいのか自分で考えられないというのであれば、不安を解消するため、転職エージェントを活用してみましょう。
転職エージェントには転職に関する様々なことをサポートしてもらうことができ、上記の不安についても、もちろん対応してもらえます。
例えば、「現在、〇〇といった状態になっていますが、どうしたらいいでしょうか?」という質問をするだけで、その状況に併せた対応策などを複数提案してもらうことができます。
また、転職エージェントの運営するサイトには、Q&Aなども掲載してある場合もありますので、そのページをチェックして対応策がないか自分で調べてみるのもいいかもしれません。
無料相談できる転職エージェントも多くいますし、有料として利用していけば、かなり丁寧なサポートを受けることも可能です。
悩みがあるのなら活用しない手はないと言えますので、まずはチェックすることから始めていきましょう。
おわりに
転職活動を始めて行うというのであれば、アクシデントが起こった場合にどのような対応をしていけばいいのかわからないという方も多いはずです。
その悩みを抱えるのは仕方がないことですが、解決する方法は案外たくさんあります。
今回ご紹介した採用に関する連絡についても、解決策はいくつかありますし、プロのサポートを受けることによって安心できるケースも考えられます。
不安を抱えたままの活動を行った場合、失敗が起こりやすくなりますし、ストレスなども抱えやすくなりますので、良いコンディションで活動を行うためにも、できることから行動していかれるといいかもしれません。
コメントを残す