「仕事に飽きたから退職しようかな」「自分に合う仕事を探したいから転職しよう」など、やりたい仕事が分からないのに、「ただ転職がしたいだけ」と考えている人も多いです。
自分でやりたい仕事が分からない人や相談する人がいない場合、転職先をどのように決めれば良いのでしょうか?
転職活動を行っている人は3つのタイプに分けられており、タイプ別で転職先の探し方が異なります。
ここでは、あなたに該当するタイプと本当にやりたい仕事の探し方を紹介していきます。
目次
転職で自分が分からない…大きく分ける3つのタイプ
やりたい仕事が分からないのに転職活動を行っている人には、
- 客観視できないタイプ
- 行動できないタイプ
- 成長できないタイプ
と、3つのタイプに分けることができました。
では、それぞれどのように違いがあるのか紹介していきます。
客観視できないタイプ
今の仕事が自分に合っているのか分からない人や、客観視できない人に多いタイプです。
どのような仕事でも、器用に対応してしまうため、自分の能力が分かっていません。
また、仕事に結果を出すことで現状に満足し、「もっと自分に合ったステージに挑戦したい」と、考えますが漠然としすぎて明確なビジョンが見えていないのです。
客観視できないタイプの人は、まずは自己分析を行う必要があります。
あなたのスキルや経験を考え、活かすことができる仕事を探すことをおすすめします。
まずは、スキルアップができる会社なのかを見極めつつ、収入や待遇などの希望条件を明確にすることで、前向きな転職活動を行うことができるでしょう。
行動できないタイプ
「転職活動を失敗したくない」と、考えすぎて行動できない人に多いタイプです。
収入や待遇など現状に不満を抱えているが、「転職が成功しないかもしれない」とスキルや経験に自信がない20代に多いことが特徴です。
しかし、チャレンジをしなければ何も解決されません。
転職でやりたい仕事が分からない人は、まず転職サイトを検索してみましょう。
仕事の内容や収入、待遇などを調べて、少しでも興味がある会社に面接を受けて話を聞くなど、一歩前に進むことが大切です。
さまざまな企業から話を聞くことで、あなたに合った転職先が見つかるかもしれません。
成長できないタイプ
自分に都合が良い理由を並べて、「別の業界だったら成功できる」と甘い考えを持っている人に多いタイプです。
環境を変えることでスキルが伸びる人もいますが、自分に自信がない人やチャレンジすることに不安を感じている人は、「この仕事がやりたい」と決めきれずにいます。
成長できないタイプの人は、まず「自信を持つこと」が必要です。
まずは今ある仕事に集中し、仕事の奥深さを学ぶことで、仕事の楽しさを知ることができます。
あなたが本当に、「この業界は合わない」と思うまで転職活動を行わないほうが良いかもしれません。
仮に、「やりたい仕事が分からない」と感じる人は、資格の勉強や自己啓発の本を読むことをおすすめします。
転職で仕事の探し方が分からない…タイプ別での探し方
転職を始めるにしても、「仕事の探し方が分からない」と悩んでいる人も多いです。
しかし仕事の探し方は、タイプ別で探し方が異なります。
「客観視できないタイプ」「行動できないタイプ」「成長できないタイプ」のそれぞれに合った探し方を紹介していきます。
客観視できないタイプの探し方
あなたが、どのような仕事をしたいのかわからない場合は、転職したい理由に時間をかけて考えてみてください。
昇進することができないことが理由であれば、なぜ昇進できないのかを自分に問いただすことが必要です。
昇進できない理由が、「上司から評価されないから」であれば、職種はそのままにして「なぜ評価されないのか」を知ることが重要です。
また、自分一人で考えるのではなく、親友や家族と会話をすることをおすすめします。
できれば、あなたのことを意識せずにありのままの評価を伝えてくれる人が良いでしょう。
自己分析だけではなく、客観的な意見を加えることで、どうすれば昇進できるのかを把握することができ、あなたが探しているヒントを見つけることができるはずです。
行動できないタイプの探し方
行動できないタイプの人が、転職してどのような仕事をしたいのか分からない場合は、「あなたが今できること」を考えることです。
今まで経験した仕事の中で、「この仕事は楽しかった」「自分に向いている仕事はこれだった」など、思い浮かべてみてください。
もし当てはまる仕事がない場合は、あなたが今までに興味を持った仕事でも構いません。
行動できないタイプの人は、今までの経験や興味があることを転職後の仕事に選択し、キャリアを作っていけることに強みがあります。
スキルや経験を作りつつ、「この仕事も経験してみたい」「今後あのスキルが必要になる」など、今後挑戦していきたい仕事を考えながら、可能性を模索していくことが大切です。
自分の可能性を客観視することができ、目標が持てるようになってから転職活動を行うことをおすすめします。
成長できないタイプの探し方
成長できないタイプの人で、転職してやりたい仕事が分からない場合は、自分が必要とされる転職先を探すことです。
あなたのスキルが必要のない会社であれば、転職活動を行っても採用される可能性は低いままです。
しかし、あなたの持っているスキルが会社の貢献になる場合や、取引のある会社を喜ばせることができる人材であれば採用率が上がります。
取引会社からの評判がうなぎのぼりになることで、もっと意欲的に仕事に取り組むことができ、仕事に対する姿勢や価値観など、すぐに成長していくことができます。
自分のためだけではなく、「会社のために頑張りたい」と思うことで、幸せな気持ちになり、定年まで働き続けることができるでしょう。
転職したい理由からの掘り下げでの探し方
転職を考え始めた理由を掘り下げることで、あなたがどのように行動すれば良いのか判断することができます。
仮に「会社がどのように社員を評価しているのかが分からない」場合、評価される基準が明確にされている会社で努力して、評価されたい気持ちが高くなります。
もし、「この仕事から逃げたい」と感じていたら、なぜ逃げたいのかを考えてみましょう。
評価の基準が分からないだけでしたら、上司や人事に話を聞けば解決することができます。
数字だけではなく、人間関係も評価の対象である場合は、上司や同僚を助けるために自己犠牲を行い「この人がいれば仕事が楽になる」と思わせるような仕事を行う必要があります。
今までの仕事を振り返り、仕事の目標や会社内でどのように思われていたのかを掘り下げて考えることが重要です。
「チームで仕事を獲得することができた」場合は、「チーム内の同僚から感謝された」「会社から評価が高くなった」などがあげられます。
また、「チーム内の同僚から感謝された」ことを掘り下げた場合、「チームの負担を減らしたかった」「みんなに認められる成果が欲しかった」などを考えることができます。
このように、あなたが「自己犠牲」をしてでも、チームのために頑張れることが分かりました。
「チームで動く仕事」「お客様の笑顔を直接みることができる仕事」の条件以外にも、給与や待遇などの希望も大切なことです。
ただ、あなたの希望に全部当てはまる転職先を探すことは難しいでしょう。
会社の雰囲気が大切なのか、賞与が必ずほしいのかなど、あなたの希望条件に順位をつけて、転職先を探しやすくしていくことが必要です。
転職で自分が分からない…絶対に譲れない条件を決める
あなたが希望する条件に合致する会社は多くないため、絶対に譲れない条件を決める必要があります。
譲れない条件を決めることで、求人の幅が広がり、多くの求人案件に応募することができます。
大切なことは、行動してみることです。
あなたが多くの会社の面接を受けることで、「この会社は合わない」「この職種には興味がある」など、将来像を明確にすることができます。
また会社に赴くことで、会社の雰囲気や環境なども感じることが可能です。
最初は興味がない会社だと感じていても、「この会社であれば楽しくできるかも」と、面接の前と後では印象が違うかもしれません。
おわりに
転職を考えていてもやりたいことが分からない人は、さまざまな会社に応募して印象が良かった会社を選べば良いだけです。
何も動かなければ現状を変えることができないため、まずは行動しましょう。
転職活動を始めることで、ほかの会社の魅力に感じる場合や、もしかすると現職の仕事で頑張ろうと思いなおすことになるのかもしれません。
転職活動を行おうか悩んでいる人は、考えるよりも前向きに行動していきましょう。
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