面接での成功体験！実例3つとその要因を転職のプロが検証してみた

転職活動を行う中で重要なのが面接です。

面接はコミュニケーション能力を判断する重要なポイントであり、質疑応答を行う中で、仕事への適用性、状況判断能力を確認されます。

この面接の内容で転職の合否が判断される確率が変わってきますので、今現在転職活動を行っている方がいらっしゃるのであれば、以下に紹介する面接の成功体験から成功要因を読み取り、自身の活動に活かしていきましょう。

面接での成功体験主な実例3つ

成功体験1「積極的なアピール」

• 名前:中田さん
• 性別:男性

中田さんは自分と会社の技術力の違いから、もっと高い技術力のある会社へ行きたいと、転職活動を始めました。

選んだ会社はもちろん技術系の会社で、部署についても今の会社と同じ仕事をする場所を選びました。

転職候補の会社側も技術系社員が足りていないという情報を発信していたため、転職時の面接では「技術力の全面的なアピール」をしたそうです。

まず基礎知識がしっかりと身についていることを伝え、専門知識などもマスターしているとアピールしました。

会社側が求める人材ともバッチリ合い、積極的なアピールのおかげで、採用を決定したとの連絡を受けたそうです。

成功体験2「的確な返答」

• 名前:吉川さん
• 性別:女性

吉川さんは転職における面接の中で、質問に対する「的確な返答」を意識されたそうです。

転職においては変な人間だと思われないように、質問の意味を汲み取り、返答することを心がけたところ、会話を止めることなくスムーズに面接を終了できたそうです。

後日、採用の連絡が来たときに、面接での印象がよかったとコメントをもらわれたそうで、返答を意識しておいてよかったと感じられたそうです。

成功体験3「目を見て話す」

• 名前:三井さん
• 性別:男性

人とのコミュニケーションが苦手な三井さんは、転職活動において、面接が一番の難関でした。

話をするときに明後日の方向を見てしまいそうな気がしていましたし、質問されたら頭が真っ白になってしまいそうだと悩んでいました。

そういった時、転職活動のセミナーに参加したら、ちょうど面接対策の話が出て、緊張してもいいから「人の目を見て話す」ことが重要だと聞いた三井さんは、そのことを意識して面接に臨みました。

面接中は何度も言い間違いをしたり、考える時間ができたりと、個人的には失敗かと思っていたそうですが、最終的には採用を言い渡されたそうです。

採用の理由はしっかりと目を見て話していたため熱意を感じたからだと言われて、対策しておいてよかったとホッとされました。

面接での成功体験から見る成功の要因

「積極的なアピール」から見えてくる成功要因

上記事例の中に出てきた中田さんは、自分のできることをしっかりとアピールしました。

このアピールというのはとても重要で、面接官は「この人はどのような仕事ができるのだろう？」という考えで質問をしてきます。

そのため、自分自身から何ができるのかを伝えることができれば、能力把握と自発能力を同時に評価してもらえます。

上手なアピールは採用確率を高めてくれますので、自分で行えそうなアピール方法を検討していきましょう。

「的確な返答」から見えてくる成功要因

上記事例の吉川さんが行った「的確な返答」について考えてみましょう。

私たちが行う普段の会話の中では、言葉を交わしあいながら話題を進行していきます。

例えば、「今日は何食べた？」と言われれば「朝は何も食べなかった。でも昼はチャーハンを食べたよ」など相手が納得する回答を出していくはずです。

面接も基本的には同じ流れで会話が進行していきますので、あまり長い文章を使わずに必要なことを簡潔に伝えることが成功につながっていくと意識しておきましょう。

「目を見て話す」から見えてくる成功要因

会話中の瞳が与える影響はとても大きく、しっかりと目を合わせた会話をしていけば、説得力、興味、意欲などを感じられます。

しかし、目を合わせずに会話していると、不安、疑問、不信感などを感じられる場合が想定できます。

面接時に目を見て話さなければ、面接官から「本当にうちの会社を受ける気があるのだろうか…」と不信感を持たれてしまうかもしれませんので、このポイントを意識するだけでも成功確率を上げることができるでしょう。

面接での成功体験の要因から行動するべきこと

「積極的なアピール」のために行う行動

アピールを行う時には、自分が今までにやってきた仕事とその中での役割、そして成果などを簡潔に伝えていきましょう。

抽象的な例とはなりますが、以下の例文を参考に自分の経験談を作り上げていかれると面接で役立ちます。

例）辞めようとしている会社では、主担当として業務管理、資料作成を行いました。

素早い対応の効果もあり、納期よりも短い期間で成果物を収めることができました。

できれば、様々な質問に対応できるように複数パターンのアピールができるようになっておきましょう。

また、面接官の中にはアピール内容を深掘りしてくる方もいらっしゃいますので、詳細に伝えられる内容をアピールすることも意識しましょう。

「的確な返答」のために行う行動

的確な返答をするときに邪魔をしてくるのが、緊張からくるドキドキです。

緊張が高まるとうまい返答ができないことが多くなり、的外れな返答をしてしまったり、長々と話しすぎて相手に伝わらない可能性もあります。

そのため、的確な返答ができるようになるためにも、緊張に慣れるようにしましょう。

面接に対して緊張しないということは難しく、緊張しないように対策するよりも、緊張に慣れてしまう方が簡単です。

自分が緊張したときはどのような状態になるのかを把握出来ておけば、そのための柔軟な対応ができるようになるはずです。

できる行動としては、今までに経験したことがない場所に参加して発言したり、転職サービスを利用して面接練習をしてみるのもいいでしょう。

「目を見て話す」のために行う行動

目を見て話すためにできる行動はとてもシンプルです。

普段から目を見て話しましょう。

目を見て話せないという方は、普段の生活における会話でも目を見ていないはずです。

そのため、普段の生活から目を見ていくようにすれば、問題は簡単に解決できます。

しかし、中にはどうしても目を見て話すことができないという方がいらっしゃるのであれば、目を見て話すときには、瞳を見るのではなく、おでこなど目の近くを見るのも問題ありません。

面接官はおでこを見られていても、自身を見ていると感じてくれます。恥ずかしさや緊張から目を合わせられないなら、おでこを見るのも一つの手です。

おわりに

筆記試験などは暗記などで対応できますが、面接については自身の日ごろの積み重ねが評価に大きく影響してきます。

面接が苦手な方も多いかと思われますが、社会人として働く中では、仕事中のコミュニケーションというものが欠かせません。

その時の状況に合わせて話題を弾ませ、好印象を残していくことが大切になりますので、いきなり面接に挑戦するのではなく、まずは上記に挙げた事例などから、自分に当てはまりそうな問題を抽出して、解決のための行動をとっていきましょう。

人とのコミュニケーションは「慣れ」によって解決できる場面も多くありますので、練習などを重ねながら転職活動に活かしていきましょう。