人生は過去の失敗から学べることがたくさんあります。
もちろん転職活動においても同じことが言えます。
ですが、転職活動は一度も失敗せずに一発で成功させていきたいはずです。
そこで、これから転職活動を始めようと考えている方がいらっしゃるなら、面接に関する失敗体験を紹介していきますので、そこから気づけることや学べることを考えてみましょう。
他の方の失敗談の中にも自分がやってしまいそうな失敗が紛れている場合があります。
自分が転職で失敗してしまわないようにするとき、他人の経験から学べることはたくさんありますので、失敗体験に出てくる一つ一つのポイントを意識しながら確認していきましょう。
目次
面接での失敗体験主な実例3つ
失敗体験1「知識不足」
- 名前:今村さん
- 性別:男性
エンジニア関係で働く今村さんは、職場との馬が合わず、転職を決意されました。
技術系の仕事求人は人手不足の影響ですぐに見つかり、予定の調整はすぐに取れたそうです。
あとは面接をクリアすればすべて終わりだと意気込んだそうですが、今村さんは面接で失敗してしまいました。
面接を受けた会社も今までと同じようなエンジニア関係の職場で、面接官も技術系の知識を豊富に持っている方だったそうです。
そのため、質問内容などが専門的過ぎて、深い知識は持ち合わせていなかった今村さんは、うまく返答できずに不採用となりました。
他のエンジニア関係の会社の面接でも同じように不採用を連発してしまったため、自信を無くし活動を終了されました。
失敗体験2「練習不足」
- 名前:清水さん
- 性別:女性
最近転職活動を始めたばかりの清水さんは、普段からおしゃべりが好きで、人と話すのがとても得意な方でした。
そのこともあって、面接は簡単にクリアできると自信を持たれており、練習せずとも簡単に好印象を作り出せると軽い気持ちで活動を続けてしまいました。
しかし、求人に応募し、実際に面接を受けたところ、ひどい緊張と業務的な会話の難しさから、面接の途中に何度も言葉に詰まったり、答えを忘れてしまったりと失敗が目立ったそうです。
一度の失敗が原因で活動の自身を無くし、その後の活動でも面接が苦手なまま活動を進めたため、最終的には活動を断念されました。
失敗体験3「自分の要望を言いすぎる」
- 名前:徳井さん
- 性別:男性
転職活動を行っている徳井さんは、自身の将来のビジョンを持っており、今働いている会社よりももっと良い職場で働きたいと考えていました。
転職活動の準備は順調に進んでいったのですが、面接の場面で失敗を起こしてしまいました。
徳井さんは将来のビジョンを強く持っていたため、その話などを面接時にされたそうです。
また、自身の待遇や給与、その他にも働き方に関する要望や質問をたくさんしたそうですが、面接官は渋い顔をして、不採用を言い渡されたそうです。
その後の活動において何度も同じように不採用となり、徳井さんは転職活動を諦めたそうです。
面接での失敗体験から見る失敗の原因
「知識不足」から見えてくる失敗要因
技術系や知識が必要となる会社へ転職する場合、面接官は自身の技術力などを知りたいと考えます。
そのため、専門的な質問をたくさん出してくるようになり、知識不足のまま面接を受けると、うまく返答ができずに失敗してしまう可能性が出てきます。
履歴書の資格一覧に有望な資格を記載していれば、さらに突っ込んだ質問をされやすくなりますので、履歴書や肩書などの表面と、知識量や技術力などの内面に相違があると、面接時の質疑応答で大きな失敗をしてしまう可能性があります。
「練習不足」から見えてくる失敗要因
面接など、質疑応答に対して得意意識を持つ方は大勢いますが、思ったよりもうまく結果を出せなかったと悩む方も大勢います。
面接は自身の考えや今までの経験、そしてこれからの仕事について、自分の言葉で説明していく必要があります。
そのため、ぶっつけ本番で対応することが難しい場面も多く出てきます。
面接練習を怠っていると、質疑内容に対し、返答のシミュレーションができていないため、的確な答えを伝えられないという失敗を犯してしまいます。
「自分の要望を言いすぎる」から見えてくる失敗要因
会社という場所は、資金力や人材力、その他景気の状況などで、その場その場の働き方が変わってきます。
そのため、転職活動で自分の思うがままに要望などを伝えてしまうと、それに対し会社では対応できないような内容も出てきます。
例えば、給与面と仕事時間に関する要望を伝えたとしても、給与面については対応できるが、定時帰宅などには答えられないという会社もあります。
転職者の要望に応えられないなら、会社に合った人材ではないと判断されることもありますので、要望の言い過ぎには注意です。
面接での失敗体験での原因から意識すべきこと
「知識不足」のために行う行動
技術系やエンジニア系として転職したいのなら、まずは自身が今までに行ってきた仕事内容については詳細に話せるようになっておきましょう。
技術系の会社を志望しているのに技術系の話ができなければ、話になりません。
そのため、まずは今働いている会社での実績などをかき集めて関わってきた業務の目的や、自身の役割などを整理し、転職先の仕事にも役立てられるなどのアピールができるようになっておきましょう。
もし、自身の経験とは違う技術関連の話をされた場合は、分野が違うことを伝えるだけで簡単に対応できます。
わからないことはしっかりと伝えて、自分の話せる内容にうまく繋げていきましょう。
「練習不足」のために行う行動
練習不足を解消するためには、とにかく練習をしていきましょう。
例えば転職サービスを利用して面接練習を行ってみるのもいいでしょうし、自身の身近な友人や知人に頼んで練習するのもいいでしょう。
面接は慣れの部分も大きく、どのような会社でも、質問のレパートリーというものはそう変わりません。
そのため「こういった質問にはこう返していく」など、面接をテンプレート化していき、緊張しても難なくクリアできる力を身に付けておきましょう。
「自分の要望を言いすぎる」のために行う行動
自分が会社に抱く要望はたくさんあっていいのですが、どこかに「妥協点」を作ることが大切です。
自分の考えと完全にマッチした会社を見つけるのはそう簡単ではなく、もしかすると見つからない可能性もあります。
ですので、良いなと感じた会社があるのなら、複数の要望を挙げる前に、まずは企業情報をしっかりと調べ、要望をいきなり伝えるのではなく、気になる項目に対し質問をすることから始めるといいでしょう。
質問の中でいくつかマッチするポイントがあれば、そこで妥協するのもいいでしょう。
働く中では、不満に感じる部分も少なからず出てきます。
しかし、今現在働いている会社よりも好条件の場所が見つかれば、働きやすくなっていくため、一部を妥協してみるのもいいのではないでしょうか。
おわりに
以上の失敗体験から気が付けたことや参考になりそうなことは見つかったでしょうか。
人は性格や考え方によって様々な失敗をします。
その失敗に自分で気が付ければいいのですが、中には失敗したことに気づかず、何度も同じ過ちを犯してしまう方もいます。
自身を客観的に観察できれば、すぐに失敗要素に気が付くことができますので、上記の行動に合わせて自己分析などをやって、自身の短所を把握してみられると転職活動の失敗確率を下げることができるかもしれません。
また転職エージェントでは面接で失敗しないために対策などを行っています。
今回の面接での失敗体験を元に自分も面接での対策を行っていきたいなら、転職エージェントへ相談をおすすめします。
「転職エージェント」と検索をかける事により、情報を得ることが可能です。
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