退職時に挨拶を求められたときは?朝礼時?内容は簡潔?注意点など

転職活動も順調に進む中、今働いている会社を辞めるタイミングとなり、手続きなどを進めている方もいらっしゃるでしょう。

このとき、いきなり仕事を切り離せるということはなく、退職時の最終日には会社側(上司や社長)から、退職の挨拶を求められる場合があります。

挨拶には、文面による挨拶と言葉による挨拶がありますが、基本的には言葉による挨拶が行われると思っておきましょう。

この挨拶を行うときには、いきなりのタイミングで声をかけられる場合がありますので、できれば早めに準備しておくと便利です。

そこで、最後の挨拶までスムーズに終わらせたいという方のために、準備の方法やタイミング、作成する内容などについてご紹介しますので、作成の参考としていきましょう。

退職時に挨拶を求められたときは?

まず、企業から退職時の挨拶を求められたとします。

このとき、その要求は飲むべきでしょうか。

中には円満退職では無く、少しギスギスした中での退職だという方もいます。

そのため、挨拶を拒否してもいいのではないかと考える方もいるはずです。

結論から言うと、たしかに拒否することは可能です。

しかし、拒否した場合、その後の関係が気まずくなったり、同じ業種において話が回ってしまう可能性があります。

そのため、できれば挨拶を求められたら、それを受けていくようにしましょう。

挨拶の時間は1分程度の短いものでも構いませんので、今後の気まずさよりも、挨拶を取った方が気分的に楽なはずです。

また、挨拶することにより、自身の気持ちに区切りをつけることができます。

挨拶をしないで会社を辞めた場合、中途半端な気持ちが続いてしまう可能性があります。

その気持ちをしっかりと締めくくるためには挨拶を行っておくことが大切です。。

挨拶はどのタイミングがいい?

最後の挨拶は、退職日よりも前の日に挨拶をしてほしいと上司や社長からお願いされます。

そのため、少し挨拶を考える時間があるのですが、いったい挨拶はどのタイミングで行った方がいいでしょうか。

挨拶を行うタイミングに悩まれているというのなら、以下にベストなタイミングをご紹介しますので、自身のタイミングと合わせて検討してみるといいでしょう。

タイミング①「退職日当日」

退職日が決定しているというのなら、その当日に挨拶をしていくといいでしょう。

できれば朝礼時間に合わせたタイミングを狙っていけば、人が集まりやすい時間帯であるため、ベストなタイミングだと言えます。

タイミング②「人が集まる月初め」

月初めには、月次報告や社内会議が行われるため、社内で働く人間だけでなく、営業として動き回る方たちも会社に集まります。

そのタイミングを利用していけば、お世話になった方や一緒に仕事をしてきた方たちにまとめて挨拶することができます。

退職届を提出してから2週間は働く期間がありますので、その期間に月初めが被るのなら、上司に挨拶の報告をしていきましょう。

タイミング③「送別会の席」

場合によっては会社側が送別会をセッティングしてくれる可能性があります。

送別会には所属部署の人間や社長などが参加してくれるため、最後の挨拶としてはベストのタイミングとなります。

お酒が入る場所でもあるため、緊張なども解け、発言のハードルを低くできますので、難しく考えすぎなくて良いだけでなく、挨拶の時間を短くすることもできます。

良い期間となりますので、上司や社長に送別会の予定を確認しておくといいでしょう。

挨拶の長さと内容

実際に挨拶を行うときには、

  1. どれくらいの長さを話すべきか
  2. どう行った内容にすべきか

を考えていく必要があります。

挨拶にはオーソドックスな考え方がありますので、そのポイントに沿った挨拶を考えてみましょう。

①挨拶の長さ

挨拶の長さは特に指定されるものではありません。

自分で話す長さを指定していいでしょう。

しかし、どれくらい話すべきか悩まれているのなら、短い場合は30秒、長い場合は2分を意識した内容にしていきましょう。

あまりに内容が長すぎると聞いている人たちの集中力も切れてくるため、2分以内に抑えておくのが重要です。

②挨拶の内容

挨拶ではポイントを押さえた内容にしていくことで、わかりやすく伝わりやすいものにしていけます。

抑えておくべきポイントは以下の通りとなりますので、意識して文章構成を考えていきましょう。

・何日に辞めるのか

何日に辞めるのかを伝えることで、周りの人たちにあと何日間会えるのか伝えていくことができます。

日付がわからないと周囲の方もどのように接したら良いかわからなくなるため、必ず最初に伝えておきましょう。

・何年間働いてきたのか

あなたが働いてきた期間を伝えていきましょう。

働いた期間を伝えることで、自身と会社の関係をイメージさせることができます。

・今までのこと

今までにお世話になった方や直属の上司が誰だったのか、また、何を学んできたのか伝えることで、みんなが自分との関係を思い返すことができます。

・これからのこと

周囲の人たちは、あなたがこれからどうしていくのかを気にしています。

新しい会社を見つけているのならその旨を伝えていくといいでしょう。

あまり周囲の人たちに伝えたくないのなら、これからじっくり考えていくなど、曖昧な内容でも構いません。

退職時挨拶の例文

以上の内容から、退職時の挨拶で使える例分をご紹介します。挨

拶文が思いつかないというときに、内容を置き換えて使っていきましょう。


例文

「7月4日付けで退職します◯◯と申します。この度は誠に勝手ながら、諸事情により退職させていただくことになりました。私は◯◯年に入社し、◯◯先輩のもと◯年間、仕事のことを学んできました。毎日ドタバタと忙しく働いていましたが、その中でも仕事の面白さなどに気づくことができました。しかし、自身の中に◯◯という業種で働きたいという気持ちが強くなってしまい、これからは転職活動を行いながら、新しい業種へ挑戦していきたいと考えています。長い期間お世話になりました。以上で挨拶を終わりたいと思います」


文章については短くても構いません。

必要なのはゆっくりとわかりやすく伝えることです。

上記例文に文章を追加してもいいですし、削っても構いません。

使いやすいように改変して、自分の挨拶文を作り上げていきましょう。

挨拶をする時に言ってはいけないこと

最後に挨拶時のNGワードを知っておきましょう。

以下に示す内容の発言で最後の最後に気まずい雰囲気を作ってしまう可能性もあるため、意識しておくといいでしょう。

・会社への文句

会社への文句は絶対にNGです。

完全に敵視した発言となるため避けていきましょう。

・上司への不満

言い逃げのように上司への不満を伝えることもNGワードとなります。

ここで不満を言っても雰囲気を悪くしてしまうだけですので注意しておきましょう。

・新しい会社との比較

転職先が決まっていて、それを伝えるのなら、新しく働く会社と今の会社の優劣を比較しないようにしましょう。

最後に会社の悪い面を出しても悪印象しか残せません。

おわりに

退職時の挨拶は今働いている会社の中で、最後となるイベントです。

もしもお世話になった方や、お礼を言いたい方がいらっしゃるのであれば、この機会を利用して挨拶をしていかれると良いかもしれません。

何を話せばいいのかわからなければ、例文にあげた内容を参考にしても良いのですが、もしも伝えたい内容があると言うのであれば例文などを気にせず自分の言葉で挨拶をしていきましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です