転職を繰り返すメリット・デメリット！実際に繰り返した人の末路を検証

転職活動をしている方は世の中にたくさんいらっしゃいます。

例えば転職先企業への面接に向かっていたり、インターネットで転職情報を調べている方など、街を歩くだけでも様々な方たちを見かけるのではないでしょうか。

そして、それらの方たちがみんな初めての転職活動かというと、そうではなく、中には何度も転職しているという方もいます。

このように、何度となく転職する人は思っているよりも多いのですが、これは本当に大丈夫なのか心配をされる方もいるはずです。

そこで、転職を繰り返した場合、どのようなメリット・デメリットがあるのかをご紹介していきます。

転職を繰り返す人の主な特徴3つ

転職活動を繰り返す人にはいくつかの特徴があります。

それは良い特徴もあれば、悪い特徴もあるため、まずはその特徴について把握しておきましょう。

特徴①「さらに良い場所を目指す」

転職活動を行って新しい職場で働き出したとき、その仕事に満足できない場合があります。

例えば難しいことへの挑戦を目的に転職したにもかかわらず、簡単な仕事ばかりを任せられて、やりがいを感じなかったり、重要な役に着かせてもらえず、やる気を失ってしまう方もいます。

自身の考えていた職場と、実際の職場にイメージの相違が生じると、さらに良い場所で働いていきたいという気持ちが大きくなり、転職を繰り返すという人が出来上がります。

この特徴を持っている方は、自身が満足するまで転職活動を続けてしまう場合が多いです。

特徴②「転職先に不満を抱える」

しっかりと情報収集して転職したが、働き出すと条件の違いに気がついたり、職場内の人間関係に不満を感じてしまうこともあります。

このような部分は実際に働き出してからじゃないと分からないポイントも多く、小さい不満が積り募って、転職したいという気持ちをつくります。

自身の不満に感じる部分を解消できる職場が見つかるまで活動を続けるという人も多い特徴となります。

特徴③「諸事情あり」

家の事情や、個人の事情などが転職成功と重なってしまい、再度転職しなくてはならない場合があります。

諸事情であれば、どうしても覆すことができませんので、この特徴をお持ちの方は、仕方なく転職活動を行なっているという方が多いです。

転職を繰り返してよかったこととは

転職活動を繰り返した場合、得られるメリットがいくつかあります。

そのメリットを受け入れることで、今の転職先から、さらに転職した方が良い場合もあるため、以下に転職を繰り返して良かったことをまとめます。

①理想の職場に出会える

転職活動を繰り返していけば、転職活動のコツなどがわかってきますので、いずれは理想の職場で働けるようになります。

ずっと同じ職場で働き続けるよりも、その可能性は格段に高く、場合によっては、今までと同じ仕事量なのに給与面が上がったり、休日が取りやすくなるなどのメリットのある職場に出会えるかもしれません。

②新しい発見

転職活動を続けていけば、新しい発見に出会うことができます。

例えば、新しい職場での考え方に出会ったり、様々なサービスに触れることができるため、自身の経験などを蓄えることができるでしょう。

ひとつのことを深く理解するよりも、たくさんのことを浅く広く理解していきたいという方にとっては、転職を繰り返すことはメリットにつながるでしょう。

③天職に気がつける

転職を繰り返すことで、自身の性格や得意分野を活かせる仕事にたどり着くことができるかもしれません。

毎日楽しく働くことができ、給与面なども満足できれば、それは自身の天職だと言っても過言ではありませんので、転職を繰り返す中には、良い職場にたどり着けるメリットが含まれていると言えるでしょう。

以上、転職するメリットは、主に「現状を変えられる」「幅広く動ける」となります。

この働き方があっているという人にとっては、大きな成長につなげていくこともできるのではないでしょうか。

転職を繰り返して後悔したこと

何度も転職活動を行なっていると、いくつかのデメリットが発生します。

そのデメリットを理解しておかなければ、後から後悔する場合もあるため、以下に各デメリットをまとめます。

①給与の変動

転職すると必ず給与が変動します。

それが良い場合の変動ならいいのですが、何度も転職を繰り返していると、時には給与が今までよりも低くなってしまうこともあるでしょう。

自身の生活や家族の生活を考えながらの転職であれば、繰り返すことによる給与変動と将来の予測をしっかりと行いながら活動していきましょう。

②履歴書の掲載内容

転職活動時に作成する履歴書には、職歴を記入する欄があります。

基本的にその欄には今までの経歴を空白の期間を作ることなく記入する必要があります。

そのため、この人は何回転職をしたのかを面接官に知られてしまうことになり、場合によっては採用不採用の振り幅が大きく変動してしまうかもしれません。

とくに理由なき転職を繰り返す方などは、面接官から不信感を持たれる場合もあるため、注意しておきましょう。

③資格の活用

今まで働いていた会社で有利な資格を取得されていた方もいらっしゃるはずです。

しかし、転職を繰り返す中で違う業種や、少しだけ分野が違う会社に転職したときに、持っている有利な資格が活かせない可能性があります。

資格手当てなどにより給与が大きく変動する可能性もあるため、転職先については、しっかりと将来のことを検討した上で選んでいくようにしましょう。

転職を繰り返した人の末路を検証してみた（メリット・デメリット）

以上の情報に加え、実際に転職を繰り返す人の事例を見ていきましょう。

事例を知ることにより、さらにイメージしやすくなるため、何度も転職したいという方はメリット・デメリットそれぞれのポイントを押さえておきましょう。

①メリット

• 名前:Aさん

Aさんは、自身の力を試せる場所で働きたいと考え、何度も転職をしました。

転職先の業種は比較的似たような場所を選んでいたため、今まで培ってきた知識や技術を生かせる環境であり、転職をすることでさらに自分の視野を広げることができました。

面接などは、自身の強みと会社へのメリットを伝えていくことにより、現実的な説得をすることで難なく採用してもらえていたそうです。

給与面も心配するほどは減らず、継続して安定した額をいただけたそうです。

転職を繰り返す中で、様々な出会いがあったため、現在はさらに自分に磨きをかけられたと言われています。

②デメリット

• 名前:Bさん

Bさんは会社に対する小さな不満が積もって、転職をしました。

しかし、新しく入った会社でも同じように不満ができてしまい、再度転職をするということが繰り返されていきました。

何度も転職を繰り返していくと、少しずつ企業からの採用数が減っていき、転職する期間が短かったこともあり、必要な手当てなどを受けられないこともあったそうです。

これ以上は転職できそうにないと、最終的に選んだ会社も、そこまで条件が良くなく、現在でもたくさんの不満を抱えて働いているそうです。

おわりに

転職を繰り返すと、デメリットが大きいように感じます。

確かにその通りではあるのですが、デメリットを抱える方の半数がしっかりとリサーチを行なっていないことが原因となっています。

会社に対するリサーチ、自身の強みの活用など複数の視点で物事を考えていけば、転職を繰り返しても損をしない生き方ができるでしょう。

少し難しいことではありますが、転職先に選んだ会社を、再度転職しようと考えているのなら、時間がある時にでもリサーチを始めてみられるといいかもしれません。

もし、自分でのリサーチが難しいというのなら、転職エージェントなどを活用することもできるため、便利に利用していきましょう。