転職活動を行う中で、面接を受けることを避けては通れません。
そのため、面接練習として履歴書内容のプレゼンをしたり、喋り方を意識した対策を行われている方も多いのではないでしょうか。
確かにそれらの行動はとても重要で面接時に活用できるのですが、面接官によっては、思いもしないようなユニークな質問をしてくる場合があります。
そこで、面接時にアドリブで臨機応変に対応でき、転職活動を成功させるためにも対策を考えていきましょう。
目次
アドリブな受け答えが求められるユニークな質問事例
会社によっては、その人の本質を知るために仕事とは関係のないユニークな質問をしてくる場合があります。
世界的に有名なGoogleでも採用されている面接方法で、通常の質問に加えて、考えさせる質問をすることで、状況判断能力や、決断力、柔軟性などを評価します。
最近では日本の企業も取り入れ出しており、もしかすると、自身が受けようと考えている会社でも取り入れられているかもしれません。
そこで、例としていくつかユニークな質問事例をご紹介します。
事例①「自分を動物に例えるなら何だと思う?」
面接時に自己紹介などを行っていると、面接官から突然このような質問をされる場合があります。
この質問の意図は、自身の性格を動物に表すと何に当てはまるのかを、瞬時に答えられるかを見るために出されたものです。
元気を表すのならライオンや犬、気まぐれなら猫など人によって回答は違うはずです。
自己分析を行っていれば簡単に答えられる問題であり、これに似た質問として「自分のイメージカラーは?」「自分をイメージする数字は?」などと性格と関連付けられる質問が出題される場合があるため、自分の性格などを把握しておくとよいでしょう。
事例②「ここに〇〇円あったら何に使う」
例えば1億円という普段は触れることができそうにない金額を提示され、それを自由に使ってよいとなると、やれることはたくさんあります。
しかし、ただ単に欲望に答えるだけでは面白くありません。
この質問では自身の計画性や出費の妥当性などを確認するために出されやすく、働き出してからのお金の考え方などを把握するために出題されます。
答える金額は思うがままでいいのですが、大切なのは「なぜ〇〇円を使おうと思ったのか」を答えるということです。
お金の使い道を理由を加えて説明できれば、質問に対する的確な答えができます。
返答の意味を深掘りしていくことで、面接官の納得のいく回答に仕上げることができるでしょう。
事例③「無人島に1つだけアイテムを持っていけるなら、何を持っていく?」
かなり有名な質問です。子供のころに聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
無人島に1つの道具を持っていけるということは、重要なアイテムでこれからの危機を乗り越えていく必要があるということであり、会社で働いていく中での問題解決能力を問われています。
すぐに答えとその理由を出すことができれば、急なトラブルにも対応できそうな人材だと判断されやすくなるため、自分なら何を持っていくのか考えてみるのも面白いかもしれません。
面接でのアドリブ力が試される?企業が求める意図とは?
面接時に問われるユニークな質問は対策するのが難しく、瞬時に回答する必要があるため、アドリブ力が試されます。
では、なぜこのようなことを面接に取り入れるのでしょうか。
前項では、状況判断能力や決断力、柔軟性などを記載していますが、これらの根本的な部分にあるのが、社会のグローバル化です。
ひと昔前までは、ほとんどの仕事を国内だけで回していました。
しかし、急激なグローバル化の進展に伴い、柔軟で発想力の高い人材が求められるようになっています。
企業は現在の立ち位置や、景気の動向によって会社が傾いてしまう場合があります。
そうなると最終的には倒産においこまれてしまうため、ユニークな発想のできる柔軟な考えを持った社員と力を合わせて会社の存続を維持しようとします。
このような理由から、ユニークな質問でその人の本質を見極め、本当に会社の役に立ってくれるのかを判断されます。
まだまだ導入されている会社は少ないのですが、これからどんどん増えていくことが予想されますので、面接時のユニークな質問をインターネット検索などで調べてみて、自分なりの回答を考えてみられるといいかもしれません。
面接で予想外の質問が来たら?
もし、転職の面接を受けた会社が、ユニークな質問をしてきたら、どのように対処すべきでしょうか。
予想外な質問が来たとしても、その内容を考え、答えていくことが大切です。
そこで、どのような対処が必要なのかを少し考えてみましょう。
対処1)あわてない
急な質問にあわててしまう方も多いはずです。
しかし、あわてず、面白い質問だと考えていきましょう。
あわてるかあわてないかで、緊急時の対応ができるかどうかを判断されやすくなります。
この時にあわててしまい、上手く回答ができないと面接官からの印象を少し下げてしまうかもしれません。
あわてないためには、面接開始時から難しい質問やユニークな質問が必ず来ると身構えておきましょう。
思った通りに予想外な質問が来ればあわてることなく、質問の内容を考えることができるはずです。
対処2)無理に自分を作らない
ユニークな質問に対して、ユニークな質問で返そうと考えている方は多いはずです。
しかし、ユニークな回答はそこまで重要視されていません。
必要なのは「しっかりと答えることができるか」「答えに対して理由があるか」を見られることですので、無理に自分を作らず、通常の回答+理由を答えることを意識しておきましょう。
無理に自分と作りすぎると、変な回答になってしまう可能性があるため、失敗してしまう恐れがあるなら、通常の回答でも構いません。
ユニークな質問の対策
ユニークな質問に対しては、アドリブで回答する必要があるため、対策なんて取れないのではないかと考える方もいます。
しかし、ユニークな質問の中にもある程度定型文というものがあったり、参考情報などがインターネット上や書籍で見つかる場合もあります。
面接官の方がいきなりユニークな質問を考え出すということは難しいので、基本的にはどこかから引用した質問を利用していると考えましょう。
これから簡単に行える対策は、主に以下の通りとなります。
- インターネットで「面接 ユニークな質問」などと検索して、ヒットした情報をできる限り多くチェックする
- 面接時のユニークな質問を題材とした書籍も多いため、書籍を購入して勉強する。
おわりに
面接時のユニークな質問は、面白い内容のものも多いのですが、質問される身としては、できれば避けて通りたいものです。
まだまだ導入している会社は少ないのですが、これから増えてくることを考えると、少しずつ対策をとっていく必要がありそうです。
まずはクイズを解く程度の軽い気持ちでインターネットの情報や、書籍を読むだけでもいいので、こういった質問がされるのか、などとイメージだけできるようになるのもいいかもしれません。
不安点があるのなら転職サービスサイトなどで質問をしていけば、どういった業種でユニークな質問がされやすいかなどをアドバイスしてもらうこともできます。
プロに相談していくことで、自身のアドリブでの面接対策などを計画できるため、便利に利用しましょう。
コメントを残す