未経験への職種に転職のメリット・デメリット!未経験者を募集する企業の真意とは

今まで働いていた職種とは全く別の職種の企業へ転職してみよう。

そう考える転職者はたくさんいます。

理由としては、今の職場の仕事が向いていないと感じていたり、新しいことに挑戦してみたいなど、様々な考えがあるかと思います。

そして、企業側もそのような未経験者を募集している場所が多く、すこし検索するだけでも未経験者募集の転職求人が見つかるはずです。

そこで、今から転職を行おうと考えている方の中に、今とは違う仕事をしたいが未経験でも大丈夫なのか不安を抱えられているのなら、なぜ未経験者を募集する企業が多いのか、未経験者募集の企業へ転職するメリットとデメリットをご紹介します。

未経験者OK!なぜ企業が募集するのか?その狙いとは

まず、どうして未経験者を募集する転職求人があるのかを考えてみましょう。

基本的には3つの理由から募集されているため、それぞれの狙いを把握しましょう。

狙い①「新しい考えを持つ人材が欲しい」

企業によっては、会社内の能力を高めていきたいと考える場所も多くあり、様々な考えを持つ人材を集めて、新たな事業を起こそうと考えています。

新しい事業を行う際には、今までと同じ考え方で進めることは望ましくなく、できれば様々な考え方や知恵、技術等が必要となります。

そのため、他の業種で働いている違う考え方を持った人材はとても重宝され、企業にとって大きな利益を出してくれると考えられます。

様々な側面から事業展開できていけば、強固な壁を持つ企業となっていくため、経済変化にも問題なく対応できる企業へと進化していきます。

そのような狙いから、他業種の人材が求められるようになります。

狙い②「需要増に対する人手不足を補う」

景気の動向は、その場その場のタイミングで大きく変わり、時には企業で生産もしくは公開しているサービスの需要が急激に高まることがあります。

ですがこの時、需要はあるが人手が足りなかったら、たくさん受注できるはずの業務を受けられるキャパシティが足りずに、利益を出すことができなくなってしまいます。

そのため、転職者など他業種でも構わないから、多くの人材を手に入れたいという企業が出てきます。

狙い③「誰でもできる簡単な仕事」

企業の中にはノウハウなどがしっかりと蓄積している場所もあり、そのノウハウがあるだけで業務を問題なく進められるという仕事もたくさんあります。

そのため、企業の中には最初から業種を問わず求人の募集をしている場所も多く存在します。

内容がシンプルなため、後述するデメリットにも繋がっていきますので、この狙いについては注意も必要となります。

実際に未経験の業種に転職してみて思ったこと

まだ未経験の業種に転職したことがないという方は、働き出してどのような感情が生まれるのかイメージできない方もいるはずです。

しっかりとその状況をイメージできるようになるためにも、以下に未経験業種に転職したお二人の事例をご紹介します。

①「今の仕事が苦手で転職」

  • 名前 内林さん

内林さんは、今までITエンジニアとして、システム管理などを行われていましたが、業務量の多さ、そして大量の業務知識が問われることを苦手に感じて転職されました。

もともとパソコン関係は好きだったため、基礎的な知識量は持ち合わせていましたし、ちょっとしたお役立ち情報などのノウハウも持たれていました。

「できればパソコンに関わる仕事をしたいなぁ。でもシステム管理などは絶対に避けたい!」と考え、その条件を持って転職サービスに相談したところ、パソコンに関する説明がうまいからと、パソコン講師を紹介されました。

技術系から講師に移るのはとても不安だったそうですが、人に説明するのが得意だったこともあり、給与面も条件にマッチしていたため、すぐに転職されたそうです。

転職したての頃は、動き方などが分からず四苦八苦されていたそうですが、もともと持っていたパソコンの知識もあり、慣れてくればスムーズに仕事ができるようになったそうです。

違う業種に感じられていた抵抗感はいつのまにか消えていたそうですので、現在は今の職種を選んで良かったと感じられています。

②「新しいことに挑戦するため転職」

  • 名前 多田さん

多田さんは経理関係である今の職場の仕事に満足できずにいました。

単純な作業ばかりで、毎日がルーティンと化しており、考えるという時間が日々減っていることに懸念を感じられました。

その不安から「もっと違う仕事に携わって仕事を充実なものにしたい」と考えて、転職活動を始められたそうです。

転職先は今とは全く違うものを選びたいと、保険業界を選んでみたそうです。

面接なども順調に進み、無事仕事を変えることができた多田さんは、すぐに新しい仕事を覚える勉強をはじめ、資格取得や日々のノルマ向上に力を注いでいるそうです。

また、ルーティン化した仕事より、考えながら仕事ができるため、転職をして良かったらしく、毎日いきいきと職場に向かわれるそうです。

未経験の業種への転職メリット・デメリット

以上、未経験の業種に転職するときの、企業の狙い、そして転職事例をご紹介しましたが、それぞれメリットとデメリットが存在します。

この部分を理解できなければ、未経験が影響して挫折してしまう可能性もあるため、しっかりと把握しておきましょう。

①メリット

  • 自身の得意を見つけられる
    ⇒苦手な仕事を続けていても、上達できない可能性があります。新しく未経験の業種へ転職することにより、得意なことが見つかるかもしれません。
  • 新しいことに挑戦できる
    ⇒毎日の同じ仕事に飽き飽きしている方や、頭を使わない仕事というものもたくさんあります。自身の力を活かしたい。伸ばしたいと考えている方にとって、未経験の業種は開拓地となるため、自身の能力を最大限に試していくことができるでしょう。
  • 新しい出会いと新しい考え方に出会う
    ⇒業種によってはある程度固まった考え方で仕事を行う場合があります。しかし、経済の変化などにより、今までの考え方では対応できない分野も登場するはずです。未経験の業種には、今までとは違う考えでの働き方のノウハウや、その働き方をしている人材と出会うことができます。

②デメリット

  • 給料が下がる可能性
    ⇒未経験の業種によっては、誰でもできる仕事なども含まれているため、中には今の業種よりも安給料の会社なども多くあるため注意しましょう。
  • 今までの経験が生かせない可能性
    ⇒未経験の業種では、今まで蓄えてきたノウハウや技術力を活かせない可能性があります。今までに取得した資格なども役に立たない場合もあるため、その部分も含めて転職先を検討しましょう。
  • 不安と孤独
    ⇒未経験業界への転職は、新しくゼロからのスタートとなる場所であるため、転職したばかりでは見えてこない部分もたくさんあります。はじめは不安や孤独感を感じるため、しっかりと備えておきましょう。

おわりに

未経験の業種へ進むことには、たくさんの勇気が必要となります。

もしかすると、新しい職場は今までの経験を活かせない場所かもしれませんし、今よりも難しい仕事をする場所かもしれません。

ある程度の情報はインターネットで収集することができますが、さらに深い部分については、働き出してからしかわかりません。

未経験業種への転職はメリットも多くありますが、その分だけデメリットも存在しますので、転職先の候補として検討されているのなら、その転職行動が自身にとってどのような影響をもたらすものなのかを把握してから動かれるといいかもしれません。

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