転職してよかった成功体験！3つ事例と成功する人の特徴を検証してみた

これから転職活動を始めようと考えていたり、実際に活動を行っているが、思うように転職が成功しないと不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今まで働いていた職場から転職をしようと考えた理由は、人によって様々だと思いますが、多くの方たちが「現状を変えたい」と考えて活動を始められたはずです。

例えば、残業代が出ないブラック企業から転職をして、もっと良い待遇の職場を求めたり、自分の夢を目指すため惰性で入社した会社から転換を計画しているという方もいるでしょう。

しかし、転職活動がうまくいかなければ、現状を変えていくことができません。

そこで、転職活動に成功した方たちの成功体験をもとに、今後行うべき考えやコツを理解していきましょう。

参考とできる事例などがあれば、その知識や経験を吸収して自身の転職活動につなげていかれるといいかもしれません。

転職成功体験主な3つの事例

まずは、これまでに転職活動を成功された方たちの３つの事例を紹介します。

難しくは考えず「このような方法で成功したのか」程度ととらえて、成功体験を把握しましょう。

• 事例①「ブラック企業からの転換」
• 名前：Ａさん（仮名）
• 性別：男性
• 年齢：２５歳

この方は、入社した会社が、働くにつれてブラック企業だと気づきました。

最初の１年間は知識が少なかったため、上司から言われるまま働くだけだったのですが、２年目を迎えて自分で考えながら働くようになり、待遇の悪さなどに気が付き、ここままではいけないと確信されました。

始めはブラック企業で働いていたため、転職活動をする時間がなく行動には消極的でしたが、残業ばかりしていても給料が増えず、将来も同じような生活を続けることができないと考え、少しずつ時間を作りながら活動をしていかれました。

Ａさんは営業トークができ、人前で話すことは得意分野でした。

また、自身がどのような人間で、何ができるのかをしっかりと考えたうえで転職活動に臨んだため、面接時には面接官に好印象を残すことができたそうです。

合計３つの会社に対して面接を受けに行ったところ、２社から良い返事をもらえたため、待遇の良い方の会社を選び、現在では当初働いていた会社よりも高給となり、残業代なども働いた分だけ付けられるようになったそうです。

• 事例②「やりたいことを見つけて転職」
• 名前：Ｂさん（仮名）
• 性別：女性
• 年齢：２８歳

この方は、芸術大学卒業の年、就職活動があまりうまくいかず、望んでいる職種とは別の会社に入社されました。

入社されたのは保険関係の仕事をする会社で、福利厚生や待遇などはばっちりの会社でした。

そのため、今後成果を上げていくことができれば、自身のキャリアを高めていくこともできたそうです。

しかし、Ｂさんはもともと芸術系の仕事に興味がり、デザイナーとして仕事をしたいという願望を持っていました。

その気持ちが働くにつれて強くなり、最終的には転職を決意されました。

転職活動は、自身の持っている熱意と学生時代から趣味も含めて作っていたデザイン作品などをポートフォリオ形式でまとめて、面接に持っていったそうです。

ポートフォリオなどの資料があると苦手な会話でも伝えたいことを伝えることができ、もともと持っていた熱意も併せて、相手に好印象を残せたそうです。

転職後はデザイン事務所に所属して働くことができ、自身の作品などをクライアントの方たちに提案できる理想の仕事を行えていると伺っています。

• 事例③「徹底的な事前調査を行って転職」
• 名前：Ｃさん（仮名）
• 性別：男性
• 年齢：３４歳

この方はコンサルティング関係の仕事に携わっていましたが、景気の傾きにより会社の将来に不安を感じたため、現状よりも良い会社を探すべく転職活動を始められたそうです。

転職活動に関する知識はあまりお持ちではなかったのですが、自身のコンサルティング能力もあってか、自身の能力などを数値として分析し、転職先の候補とした会社それぞれの情報などを徹底的に調査してから活動に臨んだそうです。

情報収集を確実に行っていたり、転職先の業種の現状や将来性などもチェックしていたため、自身に何ができるのかということや、会社直面する課題などを面接・面談時に話してみたことで、転職先が決定したそうです。

成功体験から考えられる5つ要因

上記に挙げた成功体験をもとに抽出される、成功の要因について紹介します。

それぞれの項目の中から、役立ちそうなものを盗んでいきましょう。

要因①「待遇の悪さを見抜く」

企業によっては売り上げや人件費の関係から、そのしわ寄せを社員に与える会社が多くあります。

成功体験に挙げたＡさんは、このしわ寄せをかなり受けており、残業など遅くまで働いても給料として受け取ることができませんでした。

しかし、それが問題だと気が付くことができ、転職活動に乗り出せるようになったため「見抜く」という力は活動の意欲を強くしていくため、成功のカギとなるはずです。

要因②「時間を作る」

こちらもＡさんの話で出てきましたが、転職活動の弊害となるのが「時間」です。

ブラック企業で働く方などは、毎日遅くまで働いている場合が多く、活動を行う時間が少ししかありません。

しかし、現状を打破するためには時間を作らなければ何も始められません。

そのため、有給など社員の権利を最大限に利用したり、断れる業務は確実に断るなどして、自分の時間作って転職活動に臨むことが成功に必要となります。

要因③「やりたいという意欲が大切」

Ｂさんの体験では、もともと自分のやりあいことがあり、その「意欲」から活動を成功に導けています。

このようにやりたいという意欲は、気持ちに大きな影響を与えていきます。

現在の自分の心に意欲というものがあるのなら、それを貫くことが成功のカギとなります。

また、転職の目標がない場合には、自分の好きなことや興味があることを見つけることから始めていきましょう。

要因④「ポートフォリオで伝える」

転職活動では、面談や面接が不可欠となります。

しかし、話すことが苦手だという方も多いのではないでしょうか。

Ｂさんの話の中では「ポートフォリオ」と呼ばれる自身の作品や実績などをまとめた資料が出てきました。

この資料をうまくまとめて面談や面接で利用するだけでも、自身のやりたいことやできることなどを瞬時に伝えることができ、コミュニケーションでは伝えきれない情報を資料として伝えることができます。

現在ポートフォリオを持っていないという方がいるのなら、シンプルなつくりのものでも構わないため、作成を検討してみるといいでしょう。

要因⑤「徹底的な調査」

転職活動が成功したとしても、新しく入った会社が再度ブラック企業であったり、景気が傾きやすい会社であれば、またまた転職活動が必要となります。

それらの問題を解決するのが「徹底的な調査」で、Ｃさんは活動に合わせて調査を行ったため、より良い職場に巡り合うことができました。

興味のある企業ホームページを見たり、業種を簡単に調べるだけでも見えてくるものがありますので、確認しておかれるといいかもしれません。

この要因から自分が行う行動を考える

上記に挙げた内容から、自身に当てはまりそうな内容や、盗むことができそうな成功要因はあったでしょうか。

中には考えてみたが、どうにもイメージできないという方もいらっしゃるでしょう。

もしも、考えに考えてもどうにもならず、転職活動を成功できるビジョンを生み出すことができないというのであれば、まずは「自分のことを知る」ということから始めてみましょう。

簡単に行える方法としては自己分析が挙げられます。

まず紙とペンを用意して、自分のプロフィールを簡単にまとめていきます。

書き込む内容としては、「好きなこと・興味があること」「性格」「苦手なこと」などをまとめると自身の人物像が見えてきます。

次に、書き込んだ文章に対して、何が必要なのかを少し考えてみましょう。

例えば、「好きなこと・興味があること」の中で、パソコンというワードが出たのであれば、それに関する業種などを書き込んでみましょう。

プログラマーやシステムエンジニア、その他にもＩＴ関係の業種はたくさんあります。

このようにして順序だてて転職のことを考えていけば、自然とどのような転職が行いたいのかが見えてきます。

しっかりと準備してから転職活動を行わなければ、わけも分からず行動してしまうため、何度も失敗に直面します。

その失敗を回避するためにも、行うべき行動を一度考えてみるといいでしょう。

まとめ

今回、それぞれ事例を挙げた転職成功体験をもとに、抽出できる要因を５つ紹介しました。最も重要なのは、自分に合った方法で活動を行っていくことです。

もし自分に合っていない方法を取り入れながら活動を行っても、成果が出るのが先に延びてしまいますし、最悪の場合、失敗の連鎖が起きてしまいます。

そのため、今回ご紹介した成功要因から役立ちそうなものを盗んでいきましょう。

また、自分が行うべき行動を考えることも重要で、自己分析を行って、自分のことを理解したうえで転職活動に取り組んでいかれるといいかもしれません。

転職活動に大きな壁を感じている方も多いと思いますが、転職は決して「悪ではない」ということを知っておきましょう。

自分の人生は自分だけのものですので、現状を解決するための行動は、自身にとって必要なことだと考えるようにしましょう。