履歴書はどうやって書けば良いの?採用担当者の目を引く書き方を伝授

転職するときに一番頭を悩ませるのは、履歴書の作成ではないでしょうか。

学生時代の就職活動やアルバイト用として作成したことはあるが、社会人になってからの履歴書にはどんなことを書いたらいいのかわからないという方も大勢いらっしゃいます。

履歴書は転職先の企業が最初に目を通す自身のプロフィールとなりますので、変なことを書いて転職を失敗させるのはもったいないです。

そこで、どのような履歴書を作るのがよいか、項目に分けてご紹介します。

自身にあった履歴書のフォーマットの利用

転職活動を行う際必ず行うのが履歴書の作成です。

しかし、その履歴書にも複数のフォーマットががあるのはご存知でしょうか?

自身の経験に合わせたフォーマットを選ぶ必要があります。

ではどのようなフォーマットがあるのでしょうか?

  • JIS規格
  • 一般形式
  • 学生・バイト形式
  • 転職回数の多い形式

となっております。

ではそれぞれの特徴を伝えていきます。

JIS規格

日本工業規格で定められた形式。

履歴書の寸法や項目、記入欄、余白などが規定により定められた形式となっております。

履歴書で一番ベーシックな規格。

企業によっては提出する履歴書がこのJIS規格で指定されている場合がありますので注意が必要です。

このフォーマットの特徴として学歴・職歴の欄が広く取られているので社会人経験が長い人向けとなっております。

一般形式

このフォーマットでは、職歴よりも自己PR欄が大きく取られているのが特徴となっております。

職歴が少ない人向け。

自己PRがしやすくなっております。

学生・バイト形式

学生の方や、社会人経験が少ない人向け。

学生生活で活動した内容やその活動で得た物などをPRできるようになっているのが特徴です。

扶養などの記入欄がありません。

転職回数が多い形式

社会人経験が長く、転職回数が多い人向け。

学歴・職歴の欄が大きいのが特徴です。

転職回数が多くてもその職歴をすべて記入できますが、また別に職務経歴書などが必要です。

フォーマットの選択は自由ですが、自身の経験に合わせたフォーマットを選ぶ事により転職を有利にすすめる事ができます。

日付・氏名・写真

履歴書の一番先頭に来る項目です。作成時の各ポイントをご紹介します。

・日付

⇒これは履歴書がすべて作成し終えた後に記入するようにしましょう。

できれば提出日の前日の日付にしておくと、「最後までしっかりと考えられた履歴書」だという印象を与えられます。

・氏名

⇒氏名をタイピングするときは、苗字と名前の間に全角かな文字で空白を設けておきましょう。

中には読みづらい名前の方もいらっしゃいますので、面接官が一目でわかるようにすることが重要です。

・写真

⇒写真はデータとして貼り付けて印刷する方法と、印刷後に貼り付ける方法があります。

安パイなのは印刷後に貼り付ける方法ですが、どうしてもデータとして貼り付けておきたいというのであれば、転職先企業に問題ないか確認しておくといいでしょう。

学歴・職歴

この2つの項目については、ありのままの自歴を書くようにしましょう。

空白の期間ができるからといって、ウソの期間を設けてしまうと、後からばれて大変なことになります。

また、学歴については学んだ内容がわかるように学科まで記入しておきましょう。

職歴についても、何の部署で働いたのかを記入しておくと、面接官が質問しやすくなりますし、自分も回答しやすくなります。

免許・資格

この記入欄には、自身が持っている資格を書けるだけ書いておきましょう。

もし書き切れない場合は、欄の最後に、「等」「他」とつけておくと、面接官が興味を示してくれます。

また、資格を書き込むときには、役立ちそうなものから順に書き込んでいくといいでしょう。

例えば、国家資格~民間資格の順でもいいですし、転職先企業の業界に合わせて順を考えてみるのもいいかもしれません。

とにかく目につく場所に必要な資格を書くことが大切ですので、順番を意識しておくと便利です。

志望動機

志望動機は明確かつ簡潔な内容にしましょう。

なぜならこのポイントが最も目を通されやすい場所だからです。

なぜうちの会社を選んだのかが一目でわかれば面接官が質問しやすくなります。

もし長ったらしい文章で動機を書いたとしても、「結局何が言いたいの?」と思われる場合もありますので、明確かつ簡潔な内容を意識しましょう。

また、志望動機を記入するときは、結論から先に述べるようにしましょう。

これはビジネスにおいても大切なことで、結果や結論から述べることにより、内容が理解しやすくなります。

以下のような文章だと、結論を聞くまでに面接官の集中が切れてしまう可能性もあるため、「最初に結論」も頭の中に入れておきましょう。

・悪い例

「私は今までに営業として活動してきました。しかし、自分の実力がまだまだ活かしきれていないことに気が付いたため、現在転職活動を行っています。求人情報を見ていく中で、給与や待遇が現在よりも良く、自身の力を一番活かせそうな場所だと感じて御社を志望しました。」

・良い例

「私が御社を志望したのは自身の営業能力を最大限に活かせると感じたからです。今まで働いていた会社では自分の能力を活かしきれておらず、給与面や待遇面にも不満を抱えていました。求人情報を見ていく中でも、御社が私にピッタリの場所だと感じております。」

趣味・特技

この項目は、自身の自主性と普段の生活を面接官が知るために設けられます。

特に趣味の項目については、何を考えて生活しているのか判断しやすいため、自分の持つ趣味と、趣味を続ける理由について検討してみるといいでしょう。

いくつも趣味を持っているというのなら、一番印象の良いものを選んでいくとアピールしやすくなります。

また、趣味にインパクトがないためウソの趣味を書こうとすると、質問時やアピール時にウソがばれてしまう可能性があるため、できる限り本当の趣味を書くようにしましょう。

本人希望欄

本人希望欄は、基本的に自由記述できます。

履歴書作成時に特に希望することがなければ、この記入欄のないフォーマットを利用するといいでしょう。

もし希望する内容があるというのなら、希望項目⇒理由といった風に項目立てて記入しておくと面接官が見やすい文章にできます。

履歴書を書く時の注意点

以上のように、履歴書はそれぞれ項目ごとにたくさんの考え方を持って作成する必要があるのですが、もっと全体的な注意点として、誤字脱字は必ず無くすようにしましょう。

社会人として納品物に誤字脱字があれば、納品物の評価が下がってしまいます。

同じように履歴書にも誤字脱字があると、面接官は「この転職者は履歴書の内容を確認していないのか?」と疑いの目を向けられてしまいます。

一度履歴書が仕上がったら、自身の文章がおかしくないか声に出して読みながらチェックすると、誤字脱字を減らすことができるはずです。

また、自分の力だけで作った履歴書は、一度他の人に確認してもらうようにしましょう。

自分では正しいと思っていた文章や内容が、他の人から見ると違うようにくみ取られてしまう場合があります。

主観だけでなく客観を取り入れることにより、質の高い履歴書とできますので、友人や知人にチェックをお願いしましょう。

おわりに

履歴書を作るのは大変ですが、作成した履歴書は面接時に役立つことを知っておきましょう。

面接官は履歴書の内容から質問してくる場合が多く、記入時に質問しやすい内容を作り出しておくことで、面接時の質問を予測することもできます。

予測できれば、上手い返答ができるため、転職時の採用確率をぐんと高めることにもつながります。

転職は面接官との駆け引きが重要となるため、その土台作りとして履歴書の内容はこだわったものにしておくといいかもしれません。

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