新型コロナウイルスの発生で、世界中の生活方式が大きく変化しています。
企業においても、テレワークなどの在宅でできる働き方や、リモート会議などが導入されつつあります。
こういった中で、転職方法にも変化が起きており、面接における対応などが新型コロナウイルスを想定した面接へと変化しています。
そこで、これから転職活動を行おうという方や、これから面接が予定されているけど何か考えておくべきだろうかと、不安を抱えているのであれば、新型コロナウイルス時代の転職マナーについて理解して動いていきましょう。
目次
変化する生活様式
新型コロナウイルスの影響により、転職活動時の動き方が大きく変わっています。
特に変化の大きいポイントについて以下にまとめますので、こういった大変な時代でもスムーズに活動できるように準備しておきましょう。
①求人情報
新型コロナウイルスの影響で、運営ができなくなった企業や、緊急事態宣言の期間だけ、自粛・休業をしていたという場所も沢山あります。
業績の悪化により、経営が傾いてしまった企業が増えているため、中には転職求人を出しているにも関わらず、採用できないというケースが出ています。
そのため、すぐに履歴書・経歴書を作成するのではなく、まずは確実に求人しているかどうかをチェックしていきましょう。
②面接
面接時にはソーシャルディスタンスのことを考えて、一人ひとり距離をとった中でコミュニケーションを行う場合があります。
ソーシャルディスタンスであれば、基本的に2〜3メートルほど離れることで、飛沫を避けられると言われています。
そのため大きな部屋を利用して離れた場所で面接官の質問を受けると言う場合も考えられます。
また、防護用のフィルターとして、プラスチック板等を間に挟んで面接することもありますので、企業によって少しずつ新型コロナ対策の方法が変わってきます。
この時、距離が開くという事は、小さい声では相手に聞こえないと言うことが予想されます。
もし小さい声で話したら、面接官がその言葉を聞き取れず、何度も聞き返されるでしょう。
逆に、面接官の声が小さい場合もあり、そのときにはこちらが質問の内容を聞き取れず困ってしまうという状態になる可能性もあります。
新型コロナ時代の面接は、まだまだ探り探りの部分が多く、多少の失敗であれば笑い事で済みますが、もう少し時間が経てば、企業が飛沫感染を防ぐ対応に慣れてきますので、ちょっとの失敗でも大きな原点につながる可能性も出てきます。
また、面接の方法は直接対面して話し合いをすると言う事だけではなく、最近ではウェブ会議のようにカメラ越しで話し合いをして面接をする企業も出てきています。
とにかく相手の顔を見て話せれば、離れていても面接ができるため、ウェブカメラを利用した面接でも良いだろうと考える企業も多く、求人情報の中に、面接をウェブ会議で行うなどの文言が載っているものも出てきています。
ウェブカメラを利用した面接では、マイクの調子やカメラの画質などによって、映像の乱れや言葉の聞きづらさが出てきます。
あまり良い性能のパソコンを利用していない企業であれば、特にパソコンの画質などが落ちてきますので、注意が必要となります。
あらかじめ、お互いのパソコンがしっかりと接続されているか確認するために調整の時間が設けられますので、その時にウェブ面接のおかしな部分があったのなら、確実に面接官に報告しておきましょう。
調子がおかしい部分をお互いが共有しておけば、それがストレスになることなく面接ができますので、全く原点には営業しなくなります。
ですが、おかしい事を伝えず面接を受けてしまうと、面接官がストレスに感じてしまい、自分の印象をマイナスに見てしまう可能性も出てきますので注意しておきましょう。
面接時でのマスク着用のマナー
以上、新型コロナウィルス時代における転職活動の変化をご紹介しましたが、その中でも面接は、人同士が接触する場所となるため、注意が必要です。
まず、飛沫対策としてマスクを着用して面接に臨もうと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
マスクをしておけば、口元や鼻など粘膜のある場所を汚れた手で触ることを防げますし、咳やくしゃみによる飛沫を防止する効果があります。
しかし面接時となれば、自分の顔の7割近くを隠してしまうため、入室時には外しておくべきだろうかと悩まれている方もいらっしゃるはずです。
そこで、企業側が転職者のマスクに対してどのように考えているのか、そして、マスク着用のマナーについて知っておきましょう。
①企業がマスクに思うこと
企業側は、転職者にもマスクの着用を望んでいます。
転職者は企業にやってくるまでに、電車やバスなど人混みを通ってくるため、マスクを外した状態だと、社員に飛沫感染してしまう恐れがあります。
それを考えると、転職者にもマスクをした状態で面接に臨んでほしいと思っています。
表情が見えにくいから減点にされることはなく、それよりも安全に面接を行っていきたいと考えるため、マスクは確実に着用しておきましょう。
②マスク着用のマナー
マスクを着用しておけば、それがどういったものでも問題ないのかと言われれば、できれば、マスクの種類は白を着用しておくようにしましょう。
やはり標準的なマスクの色は白色であるため、最近流行の黒マスクなどを着用すると、違和感を感じさせてしまい、良い印象を残せない可能性があります。
白マスクがないというのであれば、移動中に購入しておくといいですし、布を使って手作りのマスクを準備しておくのもいいでしょう。
マスクは息苦しいですが、飛沫感染を防ぐためにも、鼻と顎にかかるように、しっかりと固定して面接に臨んでいきましょう。
マスク着用時の対面面接での注意点
マスクを着用して面接をすると、会話中に息切れしたり、口元を触ってしまいがちになります。
それらの問題点は、対面面接でマイナスな印象を持たれやすくなるため、以下のポイントに注意して対策を行なっていきましょう。
①息切れするのなら
マスクを着用していると、呼吸がしづらくなるという方もいます。
呼吸しづらいと着用したまま話すことで、息切れしやすくなります。
面接中に息切れしてしまっては、うまく会話が進みませんし、頭が回らなくなってしまいます。
そこで、面接時には通気性の良いマスクを準備しておくといいかもしれません。
最近ではマスクの種類も豊富に登場しており、通気性を考慮されたマスクも沢山販売されています。
コンビニやスーパー、ドラッグストアで簡単に手に入りますので、面接など会話用としてストックしておくといいでしょう。
②口元に違和感があるのなら
マスクは自分の肌に直接触れるため、普段から着用していない方であれば、口元に密着する違和感を感じるはずです。
しかし、面接中はマスクを外せないとなると、口元を触ってしまったり、もごもごと動かして変な動きをしてしまう可能性があります。
こういった行動は、面接官からかなり目立ち、あまり良い印象を受けません。
そのためできる限り我慢していくことが必要です。
しかし違和感になれるのには時間がかかってしまいます。
そこで、違和感を少しでもなくしていきたいというのであれば、密着感の少ないマスクを準備しておくといいでしょう。
例えば耳にかけるひもの部分などが柔らかい素材を選ぶだけで密着感を減らせますし、サイズの大きいマスクであれば、密着面積を減らせます。
対策はいくらでもありますので、違和感を無くすためにも、今のマスクから変更していくといいでしょう。
おわりに
新型コロナウイルスが蔓延して、世の中は大きく変化しました。
この変化に素早く対応できればいいのですが、中には普段の生活が精いっぱいで、転職時の変化に気が付けないという方もいます。
どの会社でもウイルス対策を行うようになっていますので、転職活動には必ずマスクの話が出てきます。
以上でご紹介したマナーや対策を理解しておくだけでも、新しい企業の動きに対し柔軟に対応できるようになるため、普段から企業の動向などをチェックしていくといいかもしれません。
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