転職エージェントは本当に信用できない?その特徴や対処法を転職経験者が伝授

転職活動のサポートとして大いに役立つ転職エージェントのサービスですが、利用方法や状況によっては、利用しなかった方が良かったかも…と考えてしまう方もいらっしゃいます。

転職エージェントはアドバイザーとのやり取りを通して、求人探しをしたり、書類や面接の対策を行っていきます。

そのため、時にはアドバイザーとの考え方の違いや、意見のずれなども出てくるはずです。

そのような内容をもとに、転職エージェントは使用できない場所だと考えている方がいらっしゃるのであれば、信用できないと思う部分をしっかりと理解して、それを避けながら利用できる方法を知っておきましょう。

信用できない転職エージェントの特徴とは?

転職エージェントが信用できないと考えられてしまう特徴は以下の3つが挙げられます。

転職エージェントを利用する方にとっては、誰にでも関係してくる部分ですので、しっかりと理解しておきましょう。

信用できない転職エージェントの特徴を上げると

  • 特徴①「求人先企業との意見の違い」
  • 特徴②「管理できないほどの求人を紹介してくる」
  • 特徴③「決断をせかす」

となっております。

特徴①「求人先企業との意見の違い」

転職エージェントではそこで働くアドバイザーを中心に、様々な企業とやり取りを行います。アドバイザーが集めた情報をもとに、利用者に情報を公開します。

この時、求人先の企業とのやり取りや意見の汲み取りがしっかりできていなければ、要求している情報が少しずれてしまう可能性があります。

例えば、企業側は30代前半の人材を求めているにもかかわらず、アドバイザー側は30代ならだれでもよいと勘違いして、30代後半の転職者に情報を流してしまったり、企業側と意思疎通がうまく取れないため、面接などのスケジュールが立たないまま時間だけが過ぎていく場合もあります。

こちらはアドバイザーの性格や経験にもよってきますが、転職者にとっては大きなロスとなってしまうため気を付けておくべき特徴となります。

特徴②「管理できないほどの求人を紹介してくる」

アドバイザーの中には、自身が登録した情報に対して、一部でも関連していれば、厳選せずに似たような求人を大量に紹介してくるという方もいます。

紹介してもらえる分にはありがたいのですが、大量に紹介するだけで詳しい中身を理解できていない場合もあります。

求人情報の中にも優良なものから、条件の厳しいものまで幅広く存在していますので、「たくさんあるから自分で見てね」という状況は、忙しい転職者にとって手間に感じます。

特徴③「決断をせかす」

アドバイザーはたくさんの転職者を一人で担当するため、多忙に働いています。

そのため、決断をせかしてくる人物もいます。

しかし転職者側からすれば、紹介されたいくつかの求人をしっかりと吟味して答えを出していきたいという考えがあるため、せかされてしまうと決断を失敗してしまう可能性もあります。

せかされるかどうかはアドバイザーによって違いがあるため、せかすアドバイザーとぶつかった場合には注意しておきましょう。

■信用できない転職エージェント失敗事例2つ

上記で挙げた特徴において、転職エージェントを利用したが失敗してしまったという方もいます。

今後の利用において、失敗を避けるためにも、事例を理解しておきましょう。

信用できない転職エージェントでの失敗事例とは

  • 事例①「情報のさくそう」(Aさんの場合)
  • 事例②「大量の求人情報と決断を迫るアドバイザー」(Bさんの場合)

事例①「情報のさくそう」(Aさんの場合)

Aさんは今の給与問題を解決するために転職エージェントを利用して転職することにしました。

転職エージェントにはたくさんの情報があるため、便利だなと考えながら活動されていたそうですが、面接などのスケジュール管理で問題が発生しました。

希望している条件の中でもかなり好条件な転職求人が見つかり、Aさんはアドバイザーのもと応募されたそうです。

こんな優良企業他にはないと考えていたそうで、面接日なども無事決まりました。

しかし、面接日が近づいてきたある日、アドバイザーから連絡があり、スケジュールを間違っていたこと、そして、企業側が出している募集条件と自分がマッチしていなかったことを告げられたそうです。

完全に受ける気満々のAさんはかなり憤慨しました。

自身の予定なども蹴って準備していたにもかかわらず、こういった結果となり受けることすらできない状態となってしまったため、Aさんはその後のやる気を失ってしまいました。

その後は転職エージェントの利用を辞めて自身で活動されたそうですが、なかなか条件の良い職場には出会えなかったそうです。

事例②「大量の求人情報と決断を迫るアドバイザー」(Bさんの場合)

Bさんは初めての転職活動で右も左もわからない状態だったため、友人の勧めから転職エージェントを利用されたそうです。

アドバイザーとのやり取りは、メールと電話で行うように決めていたそうです。

そして様々な条件等を提出して数日たったころ、アドバイザーからメールがあり「Bさんにマッチする条件の求人が見つかりました」と50件以上の転職求人が送られてきたそうです。

大量の転職求人に唖然としたBさんは、大量の求人を貰ってもどれがいいかわからないと悩まれました。

それから毎日のようにアドバイザーから決断の催促メールや電話を受けたそうで、決めれずにいたBさんはなんとなく目についた場所を選ばれたそうです。

結局は選んだ会社に転職が決まったそうですが、もっと良い求人があったかもしれないと後悔されました。

■失敗から学ぶ転職エージェントの活用方法
以上、信用できないと感じてしまった方の事例をご紹介しましたが、それを理解した上で転職エージェントを活用する方法があります。

この活用法を知っておけば、より良い企業を見つける手立てとなりますので、理解しておきましょう。

  • 活用法①「能動的に動く」
  • 活用法②「目を通す」
  • 活用法③「アドバイザーに厳選してもらう」

活用法①「能動的に動く」

転職エージェントを利用していると、たくさんの情報をアドバイザーの方が持ってきてくれるため、受動的 になってしまうという方もいます。

しかし、受動的に動くだけではわからない部分もたくさん出てきますので、できる限り自分から行動を起こす能動的な活動を行うと転職エージェントが使いやすくなります。

例えば、登録した条件に加え、アドバイザーに対し「紹介された求人の中でも、〇〇に特化した求人を教えてほしい」「〇〇という求人が気になっているため、企業情報の記載されたURLが欲しい」など、チェックしたうえで次の考えるべきことをまとめていけばいいかと思います。

活用法②「目を通す」

アドバイザーの説明だけで転職先を決めようとする方もいますが、まずはしっかりと自分で情報に目を通すようにしましょう。

中には説明漏れや、条件違いの項目があるかもしれません。

アドバイザーも人間ですので、すべてが正しいとは考えずに「さっき受けた説明は本当に正しいのか?」という気持ちでチェックしていけば、より詳しく正しい情報の求人を判断できるはずです。

活用法③「アドバイザーに厳選してもらう」

もしアドバイザーから確認できないほどに大量の転職求人が送られてきたのであれば、その中でもおすすめの求人を厳選してもらうようにアドバイザーにお願いしましょう。

50求人程あったものを10求人程に絞ってもらえば、アドバイザーが良いと感じた求人の中から、自身が良いと感じる場所を選ぶことができますので、2重チェックもできます。

■どうしても信用できないと感じた場合の対処法

担当者がどうしても信用できないと感じた場合の対処法などを伝えていきます。

  • 担当者に率直に指摘してみる
  • 担当者の変更
  • 転職エージェントの変更

担当者に率直に指摘してみる

もし「この担当者は信用できないな…」と感じた場合な素直にしてみてください。

紹介された求人に対して決断を急かされた場合などは、もしかしたら期限的な理由などがあるのかもしれません。

その理由が企業側にあるのか、または担当者側の都合なのか。

率直に「なぜ決断を急ぐのですか?」と。

その理由により求人に対する返答の判断材料となります。

もし担当者側の都合と感じたのでしたら、求人に対する返答を一旦保留にしましょう。

担当者の変更

担当者に対して疑問点がでて指摘してみたけど、どうしても納得にいく返答が得られなかった場合などは率直に転職エージェント側へ担当者の変更を申し出てみるのも良いかもしれません。

その際は担当者の変更の理由をはっきりとさせておくことが大事です。

その理由をはっきりさせておくことで転職エージェント側も改善の方向性を見出す事が可能です。

転職エージェントの変更

上記にあたる信用できない担当者に当たった場合などは、他の転職エージェントの利用も検討してみても良いかもしれません。

本来転職エージェントは複数利用することにより、転職活動の幅が広がります。

複数登録をして、自身に対して親身に相談に乗ってくれる転職エージェントがありましたら、そこで転職活動を進めていくのが転職成功のカギとなります。

1社した登録していないなどがありましたら、他の転職エージェントに登録してみるのも良いでしょう。

■おわりに

転職エージェントだからすべてが完璧だと考えるのではなく、自身も能動的に動き、内容が正しいのか確認していくことが転職活動では大切です。

信用できない部分は確実なチェックを行っていくことで解消できるものばかりですし、担当者の変更にも対応してもらえるため、情報紹介のすべてを任せるのではなく、協力して活動していくように考えていくといいかもしれません。

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