目次
はじめに
何度勉強しても仕事が理解できない、仕事に興味が持てず集中力を保てないなどの悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
もしもその状況が将来まで続いてしまうと、責任問題なども発生してしまうため焦りを感じている方も多いはずです。
どうして頑張っているのに、このようなことになるのか疑問を感じる方も多いはずです。
もしかすると、それは「今の仕事が向いていない」のが原因かもしれません。
そこで、仕事との相性や、向いていないとわかった時の対処法などについてご紹介させていただきます。
仕事が向いていないと感じるのは?
仕事の向き不向きは、意識できるものばかりではなく、無意識に発生することもあります。
業務に関する簡単な失敗などは、入社当時であれば問題ないのですが、長く働いていても失敗などが多く、不向きと判断できるポイントはたくさんあります。
そのポイントを以下にまとめます。
- 仕事が覚えられない
- よくミスをする
- 意欲がわかない
仕事が覚えられない
仕事を進めていく中で、自身の理解力が足りていないため、必要なワードを調べることに時間を使ったり、仕事の工程がイメージできずに何度も修正作業を行ってしまうという方もいるはずです。
このように仕事が覚えられないという状況は仕事が向いていないポイントとなります。
自身の能力には、その時その時で限界があり、状況によっては失敗ばかりしてしまう事があります。
もしもその失敗が慢性的なもので、改善の見込みがないと感じることがあるのなら、それは仕事が向いていないのかもしれません。
よくミスをする
仕事におけるミスとは小さいもの(誤字脱字など)から大きなもの(契約ミスなど)があります。
簡単なミスであれば、注意深く仕事を進めていけば解決できるのですが、大きなミスをよくするという方は、仕事の向き不向きを検討する必要があるかもしれません。
割り当てられた業務自体が自分に合っていない場合、通常よりもミスをする確率が高くなります。
特に難しい業務になればなるほど、その比率は高くなっていき、簡単には解決できなくなります。
ミスが多いのは、仕事が向いていない兆しなのかもしれません。
意欲がわかない
働くときには、仕事に対する興味や楽しさを感じることが大切です。
仕事の中に楽しさなどを見つけることができなければ、意欲がわかない状態が続き、仕事に行くことに抵抗感を感じるという方も多いのではないでしょうか。
意欲というものは仕事の継続にも関わってきます。
例えば顧客とのコミュニケーションが必要な仕事をしている場合、仕事の意欲がないのを悟られてしまえば、契約数が減少してしまいます。
また、意欲は作業スピードにも影響するため、なかなか仕事を進められないようになってしまいます。
今後も意欲を感じるのが難しいのであれば、意欲を感じる仕事への転職を検討することも大切です。
その判断基準5つ
今の仕事に自分が向いているのかを判断するのは難しく、中にはよくわからずに働き続けている方もいらっしゃるでしょう。
そこで、簡単に自己分析が行える判断基準の指標を5つご紹介させていただきます。
- 仕事スピード
- コミュニケーション
- ミス
- 全体イメージ
- ストレス
仕事スピード
仕事を行う上で、効率よく仕事を進めていくことはとても大切です。
しかし、中には納期が迫っても作業が終わりそうにないという方がいます。
そこで、仕事の向き不向きの判断基準は以下と考えましょう。
- 納期よりも早く成果物を作れる:とても仕事に向いている
- 納期までには成果物を作れる :まあまあ仕事に向いている
- いつも納期ギリギリになる :向き不向きの境界
- 納期に少し遅れてしまう :仕事に向いていないが改善の余地あり
- 納期に慢性的に遅れる :仕事に向いていない
コミュニケーション
サービス業など顧客を抱えて働く方たちにとって、コミュニケーションは仕事に欠かせません。
その時の仕事の向き不向きの判断基準は以下と考えましょう。
- かなりの確率で契約が良く取れる :とても仕事に向いている
- ノルマには問題なく契約が取れる :まあまあ仕事に向いている
- ノルマ達成がまちまちで、時には達成できない:向き不向きの境界
- ノルマ達成頻度が低い :仕事に向いていないが改善の余地あり
- ノルマ達成ができず、よく怒られる :仕事に向いていない
例外としてコミュニケーションにストレスを感じる場合には、長期的にみると向いていない可能性があります。
ミス
仕事におけるミスは、小さい物であればすぐに修正できますが、大きなものとなると印象が悪くなってしまいます。
その時の仕事の向き不向きの判断基準は以下と考えましょう。
- ミスなく仕事ができる :とても仕事に向いている
- ケアレスミス程度ですぐ修正できる程度:まあまあ仕事に向いている
- ときどき大きなミスをする :向き不向きの境界
- 小さなミスと大きなミスが多い :仕事に向いていないが改善の余地あり
- ミスを隠してしまう :仕事に向いていない
全体イメージ
仕事を効率よく進めるためには、業務全体のイメージができることが必要です。
このイメージができるできないで、向き不向きが大きく変わっていきます。
- 全体イメージがしっかりとでき、日程調整が簡単に行える:とても仕事に向いている
- ある程度全体イメージができる :まあまあ仕事に向いている
- イメージは断片的だが、何とか仕事ができる :向き不向きの境界
- イメージするのが苦手で、日程調整が不得意 :仕事に向いていないが改善の余地あり
- イメージできず、次に何をしたらいいかわからない :仕事に向いていない
ストレス
仕事の中でストレスを溜めるという方は、精神的・肉体的にもデメリットを生じてしまいます。
そのため、業務だけではなくストレスに関する向き不向きも検討することが大切です。
- ストレスなく楽しく働けている :とても仕事に向いている
- ストレスは感じるが解消できている :まあまあ仕事に向いている
- ストレスで仕事をしたくない時がある:向き不向きの境界
- ストレスで思考停止する時間が多い :仕事に向いていないが改善の余地あり
- ストレスで体調を崩しやすい :仕事に向いていない
以上、5つの判断基準とその指標をまとめてみました。
この中で自身に当てはまる内容はあるでしょうか。
向き不向きの境界が5つ中3つ以上ある方は今の仕事が向いていない可能性があります。
仕事が向いていないと感じた時の対処法
上記の向き不向きの指標から、自分には今の仕事が向いていないのかもしれないと考えた方もいらっしゃるでしょう。
だからといって、自分はダメだというわけではなく、誰にでも好きなことや得意なことがあり、向いている仕事や職業があります。
そこで、向いていないとわかった時にできる対処法を2つご紹介します。
対処法①:向いていない部分の改善
向いていない気がするが、今の仕事を続けていきたいと考える方も多いはずです。
そのような時には何が悪いのか、自身が向いていないポイントを紙にまとめて書きましょう。
いくつか問題点を羅列することができたら、あとはそれの改善策を考えるだけです。
- 例)「ミスが多く向いていないと感じる」
向いていないポイント:ケアレスミスが多い。計算などが苦手で、資料作りがうまくいかない。
改善策:提出前に内容をしっかりとチェックする(問題ない部分はチェックマークを付けていく)。表計算ソフトなど自動計算機能を活用してミスを減らす。
対処法②:転職活動
向いていない部分を改善するのが難しいのであれば、転職活動を行って新し環境で働くことも大切です。
今の仕事ではミス等が多いかもしれませんが、違う仕事であれば、全く問題なく働けるということも良くあります。
要は職場環境と自身が適していないだけですので、環境を変えてしまえば、自分に合った企業というものを見つけ出せるかもしれません。
自分の適正を見るなら転職エージェント
上記、対処法②に挙げた転職活動についてですが、転職活動をしても再度向いていない職場に転職してしまえば、元も子もありません。
そこで、確実に自分にあった職場を探していくためにも、転職エージェントを活用していかれるといいかもしれません。
転職エージェントでは、自身のプロフィール、ポートフォリオ(実績)、人間性などの項目から自身にあった職場を調査したうえで提案してくれます。
自身の意向として、こういったことは避けたいなどの要望を伝えておけば、要望を反映した提案を行ってもらうことも可能です。
転職エージェントを活用して、仕事環境が良くなり、待遇などがかなり良くなったという方もいます。
インターネットで検索するだけでもたくさんの情報が見つかりますし、無料相談などが行えます。
実際に面談を行ってもらい、適性を考えてくれるため自身に向いている職場を見つけられる確率をぐんと高めることができるでしょう。
おわりに
今の職場の仕事が自分に向いていないからと、他の仕事も同じように向いていないのではないかと不安を感じる方も多いと思います。
しかし、案外そんなことはなく、今の職場環境や人間関係、仕事の難易度などが絡み合って、向いていないように感じているだけの場合が多くあります。
そのため、対処法を考えたり職場環境変えるために転職してしまえば、「今までの状態は何だったのか」と感じる程度に働きやすい環境を手に入れることができます。
向いていないと感じた時には、かなり自分のことに悩まれると思いますが、解決策はたくさんありますので、自身の中で完結させずに、利用できるサービスを最大限に活用していかれるといいかもしれません。
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